前職の仕事内容と転職のきっかけ
関西の専門学校を卒業してからは愛知のメーカーに就職して、航空機の主翼の組み立てを行なっていました。約2年半ほど働いたのですが、単調な作業だったり、夜勤が多く休みも少なかったりで将来への不安から転職をすることにしました。
それに、知り合いに飛行機の整備をしている方がいて、昔から整備士に対する憧れがあったんです。専門学校で整備について学んでいましたし、あとは東京で働いてみたいというのもあったんですけどね(笑)。
それで2社目は、洗車機のメンテナンスを手がける会社を選びました。東京に飛び出して整備という仕事に就けたものの、今度は収入面での折り合いがつかなくなってきたんです。例えば、給料の半分が家賃の支払いで消えていく……。これでは生活していけないと思うようになり、働くにつれて経済的な不安がどんどん増してきました。
それでまた転職を考えるようになりました。整備の仕事はしたい。でも、できれば経済的な不安は感じたくない。そんなことを考えながら、また転職活動を始めました。
エン エージェントのサービスについて
正直言って、最初は人材紹介サービスというものをよく知りませんでした。色んな転職サイトに登録したら連絡が来て、何気なく面談に行ってみたという感じです。
エン エージェントのキャリアパートナーの方とお会いして、「親身になって相談に乗ってくれるなあ」と感じました。これまでのキャリアの整理をしてくれたり、模擬面接をしてくれたり。僕の転職がうまくいくように色々なサポートがありました。
「顔の表情もいいし基本的に問題ないですが、声のボリュームを大きくしたほうがいいですね」。模擬面接で、そうアドバイスされたのを覚えています。声が小さいと聞き取りにくいので面接での印象が悪いですし、自信がないようにも見えてしまいます。自分ではわからないことだったので、新たな気づきをキャリアパートナーの方に教えていただきました。
今まで面接の練習なんかしたことなかったので、転職活動をするうえでの勉強にもなりましたね。声量を意識するようになりましたし、今思うとこの指摘があったから、面接で自分というものを出せたのかもしれません。
今の仕事のやりがい
いまの仕事は本当に充実していますね。社宅制度があることで、経済的な不安を感じずに長く働ける環境を手にしたのもそうですが、入社1年半で自分ひとりで担当するお客さんもでき、日頃の仕事に対して楽しさを感じています。
入社後は、社内用語や装置の名前など、言葉の意味から覚えないといけないので、知識習得で精一杯でした。でも、勉強は好きですし、嫌な顔ひとつせず教えてくれる先輩のおかげで、できることが増えて自分でも成長を実感しています。
それに、メンテナンスが終わった際に、お客さまからいただく「ありがとう」という言葉。これを聞いた時は本当に嬉しいです。リクエストをもらうこともありますが、頼りにされているという感じがして背筋が伸びますね。これまでの仕事ではお客さんと触れ合う機会が少なかったので、感謝の声を直接聞いた時に、エンジニアとしてのやりがいや達成感を味わえるようになりました。
これからは、スキルの専門性を高めていき、人から認められるような整備士になっていきたいですね。「この機器の修理は、木原さんに任せたい」。お客さんからそんなことを言ってもらえるような、信頼感のある一人前の技術者を目指していきたいです。