スケジュール管理はゆとりをもって
面接当日というのは何かしらのトラブルがつきものです。寝坊をしてしまうかもしれないし、時間通りの電車に乗ってもその電車が遅延してしまうかもしれない、はたまた企業に向かう最中に迷ってしまいなかなかたどり着かないなんて事態も考えられます。まずは当日、自分ではどうしようもできないトラブルがあるであろうことを推定し、焦ってしまわないよう余裕をもったスケジュールを心がけることが肝要です。
特に初めて訪問する企業の場合は、面接時間より1、2時間早めに最寄り駅に到着するようにし、喫茶店などで時間をつぶすようなスケジュールにしておくとトラブル回避にもなりますし、緊張もいくらかほぐれます。
電車に乗る時刻も、余裕を持って到着時刻の3本前の電車に乗るようにするだけで、当日何らかの理由で乗り間違えてしまったり、電車が遅延をしていたとしても安心です。時間のゆとりはそのまま心のゆとりにつながりますから、何があっても対処できる余裕あるスケジュールを心がけましょう。
身だしなみは必ず念入りにチェック
前日のうちにチェックした服装や身だしなみは、当日も再度チェックするようにしましょう。前日に見落としてしまっているところがあるかもしれませんし、寝ている間にシワやしみがついてしまっていたなんてこともありえます。スーツのシワやよれ、ストッキングの伝線、靴の汚れがないかなど、当日も改めてチェックを行います。また当日の身だしなみチェックとして、
(1)口臭
(2)体臭
(3)むだ毛(鼻毛や眉毛なども)
(4)唇の乾燥
の4点も確認を行いましょう。身だしなみは会ったときの印象を大きく変えるものです。決しておろそかにせず、念入りなチェックを心がけましょう。
前日準備の大切さを実感する当日
上記のスケジュールと身だしなみは、前日までにしっかりと準備できているものであるからこそ、当日は最低限のチェックで済むものです。もし前日準備をおろそかにしていたら、当日あわてて1から準備をしなければならなくなります。「電車の乗り換えチェックは数分でできるから」などと油断をしていると、思っていたよりも乗り換えが多くて時間がかかりそうなんてことに出発前に気づくことにもなりかねません。
また企業研究や面接での質問を考えることに気を取られた結果、前日の夜になってどのスーツもシワだらけでクリーニングに出している時間もない、なんてことも。最悪の場合、面接にシワのついたスーツで行かなければならなくなってしまいます。当日は前日までの準備を再度チェックすることで、確実にしていく段階です。「当日やればいいや」という意識は余計なトラブルや緊張を引き起こしますし、百害あって一理なしです。前日までの準備をしっかりと行っておくことで、当日のスムーズな最終チェックが実現します。そして、そういった無駄のない準備ができることで自信というのは湧き出るものです。
十分な事前準備が、スケジュール的にも精神的にも面接の結果をよくするといっても過言ではありません。「当日のスムーズな最終チェック」を念頭に、事前準備は怠らないようにしましょう。