転職理由の棚卸し
企業の面接において最も大事な退職理由と志望動機。しかし、どう伝えたらよいかわからないという求職者が少なからずいらっしゃるため、その組み立て方や再構築の方法からサポートしています。具体的には、職務経歴書に記載された内容をふまえ、いままでの会社で培ったキャリアやスキルを「棚卸し」しながら、退職理由と志望動機の伝え方やストーリーを組み立てていきます。
ご自分では当たり前だと思っていることでも、第三者が聞いたら立派な「実績」でアピールポイントであるという場合も少なくありません。また、退職理由はどこまで本音で話していいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。前の会社と合わなかったのは自分に原因があるのではないかと転職をネガティブに考えてしまう方もいらっしゃいますが、少し違う角度から光を当ててみると「再チャレンジである」とプラスに捉えることが可能になります。ご自分の「強み」や「やりがい」についても伝え方をほんの少し変えるだけでずっと伝わりやすくなることも多いのです。
自分のことを客観的に見るのはなかなか難しいものです。そのため企業の面接対策でも、経験豊富なキャリアパートナーが細かいところまでチェックして面接を成功に導きます。
個別企業の対策
キャリアやスキルの棚卸しが済んだら、次に応募する企業ごとの傾向と対策を練ります。企業が面接で何を重要視しているかはそれぞれ異なります。例えば、A社は人物面をよく見るけどB社はスキルのところをよく見るといった点です。ふだんから企業と密接に関わり合い、誰よりも詳しい情報を持っている各企業担当が面接においてどんなことを重視しているのかをキャリアパートナーと共に分析。求職者の方と共有していきます。
面接スケジュール調整
他社のエージェントも併用されて転職活動を進めていらっしゃる求職者の方に対しては、ご希望に応じて「面接スケジュール調整」を行います。これは求職者の方がスムーズに意思決定を行えるよう、エンエージェントから紹介されている企業だけでなく、他社のエージェントから受けている企業の面接スケジュールもお聞かせいただき、そちらも考慮した上で弊社のご紹介した企業について面接スケジュールを調整するというものです。
例えば第一志望の企業を他社で受けていて、エンエージェントからは第二希望、第三希望の企業を受けているという場合、求職者の方は当然、第一志望の企業を最優先されます。そのため、第二志望、第三志望の企業からトントン拍子で内定が出たとしても、第一志望の企業がまだ選考途中である場合、結果的には第二、第三志望の企業の内定は辞退されてしまうことが多いのです。
その後、第一志望の企業に落ちてしまったという場合、転職活動をイチからやりなおすことになりますが、「あとから考えたら第二、第三志望の企業も悪くなかった」と考える求職者の方が少なからずいらっしゃいます。エンエージェントとしては求職者の方に慎重かつもっとも納得感のある選択をしていただきたいと考えていますので、求職者の方にとっても企業側にとっても機会損失がもっとも少なくなるよう、他社のエージェントのスケジュールも把握させていただいて比較検討・意思決定できるように調整させていただきます。